本・雑誌

  1. 池上彰『おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』NHK出版新書(05/05)
  2. 本を読まない高校生が増えているらしい(03/27)
  3. 堤未果『ルポ貧困大陸アメリカⅡ』岩波新書(12/31)
  4. 堤未果『ルポ貧困大陸アメリカ』岩波新書(11/08)
  5. 野矢茂樹『入門!論理学』中公新書(08/16)
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池上彰『おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?』NHK出版新書

2016.05.05(20:40)
半分ほどはすでに読んでいたのですが、GW中に読んでしまおうと思っていました。池上さんの本は前から興味を持っていたのですが教養に関するテーマは面白そうだったので本書を選びました。著者は現代の教養を「自分を知ること」と定義し、そのための7つのテーマについて講義しています。
「宗教」
「宇宙」
「人類の旅路」
「人間と病気」
「経済学」
「歴史」
「日本と日本人」

新書ですからそれぞれのテーマについてものすごく深く掘り下げることは出来ません。しかし、おおまかな流れや現在どのようなことまでわかっていて、何が問題となっているかは知ることが出来ます。自分が今まで興味なかった分野の取っ掛かりとするには良いでしょうね。評判通り分かりやすさという点で流石だと思いました。多面的な知識やものの見方、そこから「私たちはどこから来てどこにゆくのか」を考えることは確かに現代の教養なのかもなあと納得させられます。

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)
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本を読まない高校生が増えているらしい

2016.03.27(19:08)
福島県の調査なんですが、「1カ月の間に1冊も読まない」と答えた高校生の割合は48・3%でほぼ半数あったようです。まあ今と昔は一概に比べられないのですが、やはり娯楽の多様でいですかね。なんといってもスマホにネットがあるのでそっちに時間を使っているのでしょう。若いうちに本を読む習慣を身につけてほしいなあと思うのですが、強制しても大して効果はなさそうだしなかなか難しい問題かもしれませんね。

「1カ月に1冊も本を読まない」高校生約半数 県教委調査 | 県内ニュース | 福島民報

本を読む本 (講談社学術文庫)


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堤未果『ルポ貧困大陸アメリカⅡ』岩波新書

2015.12.31(10:45)
なんとか年内には読み終えたいと思っていたのでギリギリ間に合いました(苦笑)。

前作「貧困大陸アメリカ」で強烈な貧困格差を生み出す現状を暴いた著者の続編です。今回はオバマ大統領が誕生したあとのアメリカにおいてどのような状況が生まれているかが描かれています。前作同様取材先のソースは明記されているので説得力がありますね。

第1章 公教育が借金地獄に変わる(爆発した教師と学生たち猛スピードで大学費用が膨れ上がる ほか)
第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う(父親と息子が同時に転落する企業年金の拡大 ほか)
第3章 医療改革vs.医産複合体(魔法の医療王国オバマ・ケアへの期待 ほか)
第4章 刑務所という名の巨大労働市場(借金づけの囚人たちグローバル市場の一つとして花開く刑務所ビジネス ほか)

印象に残ったのは奨学金が学生にとって非常に重くのしかかっていること。学費がとんでもないスピードで値上がりし、学生を応援するはずの奨学金が学生を苦しめ、ワーキングプアを生み出す結果になっている現状はまさしく今の日本とシンクロします。また日本ではほとんど報道されないことですが、刑務所の囚人たちを第三世界より安い人件費で使う刑産複合体ビジネスの現状などはかなり衝撃を受けました。

本書が書かれたのは2009年ですが、国民がいつの間にか恐怖に煽られ借金漬けにされる、そんな状況がアメリカだけでなく、今では日本を含め世界各国に起きつつあるのではないか、という疑念に駆られます。正直ここまで読んだら第3弾も読みたくなってきましたので機会を伺いたいと思います。


ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)



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堤未果『ルポ貧困大陸アメリカ』岩波新書

2015.11.08(18:59)

⇒堤未果『ルポ貧困大陸アメリカ』岩波新書の続きを読む
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野矢茂樹『入門!論理学』中公新書

2015.08.16(16:03)
以前NHK教育で(今はEテレか)高校講座で「ロンリのちから」という番組を放送していました。これは高校生向けに論理学の基礎を映像化したものなのですが、なかなか興味深く楽しんでみることができ、論理学というものに興味が湧いてきました。書店でそれっぽい本を手にとって見ると、何やら数式のようなものがあれこれ書いてあってわけわかめ状態に陥ることが多く、なにかいい本がないかと探していました。

しばらくしてちょうどアマゾンでポイント半額セールがあって、その時色々新書を検索していた時に本書を発見しました。紹介文を見ても、記号や数式はほとんど使ってないし、今までの入門書とは少し違うとのことで購入することにしました。

第1章 あなたは「論理的」ですか?
第2章 「否定」というのは、実はとてもむずかしい
第3章 「かつ」と「または」
第4章 「ならば」の構造
第5章 命題論理のやり方
第6章 「すべて」と「存在する」の推論

本書では第1章で「論理的」とはどういうことか、という解説から入ります。それは言葉のつながりであり、意味のネットワークを踏み外すことなく正確に行き来できることであると説きます。そして基本となる用語「推論」「演繹」とはどういう意味なのかを紹介しています。ここで推測か推論かを判断する問題があるのですが読み始めたばかりの私は正直よくわからず結構ショックを受けました(笑)。

2章から4章は演繹的推論をなす言葉として「ではない」(否定)、「かつ」(連言)、「または」(選言)
「ならば」(条件法)の説明が行われます。このへんからだんだんと論理学の根幹をなす考え方が顔をのぞかせてきます。またこれからによって成り立つ演繹的推論=命題論理としています。

5章では2章から4章までの説明をふまえて命題論理の証明を行います。ここはかなり歯ごたえがあって一度読んだだけではちょっと厳しいかなと思いました。

第6章では「すべて」(全称)と「存在する」(存在)を扱います。これが命題論理に対する述語論理になります。そして最後に本書ではあまり触れなかった別の分野での論理学を紹介して終わることになります。著者は最後をこう結んでいます。

問題にする論理のことばが決まれば、それに対する論理体系も1つに定まるというほど単純ではありません。それらのことばを巡って、さまざまな立場が生じてきます。だからこそ、論理学は哲学と深く結びつき、根本的で、思考の限界に挑むような学問となっているのです。



本書を読んだあとですと、(本当に)ほんの僅かですが著者が言っていることがわかるような気もします。これだけのことを縦書きで、新書という枠組みで、記号を使わず書き切ったという部分にただただ敬意を覚えます。著者の野矢茂樹氏は東京大学大学院総合文化研究科教授で哲学者。最初に紹介した「ロンリのちから」の監修者でもあります。これからも何度も読みなおしてみたくなる本です。

入門!論理学 (中公新書)

“考える”ほどスリリングな遊びはない(前篇) 哲学者 野矢茂樹 WEDGE Infinity(ウェッジ)


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