佐藤優・手嶋龍一『インテリジェンス・武器無き戦争』幻冬舎新書
2011.01.03(20:09)
年末年始は比較的時間があったので少し本を読みました。まずはこれ。以前もこのブログで佐藤優の対談本を紹介したのですが今回は日本人、それも元NHKワシントン支局長を務めた手嶋龍一氏となると俄然興味がわきます。佐藤氏、手嶋氏どちらもインテリジェンスに関わりを持つだけ合って、国際問題や事件の裏側の話がぽんぽん出てきます。時には相手を牽制しているような発言もあって読んでいる側としては非常に興味深いモノがあります。なんだかその手の小説を読んで切るような気になりますね。「本当のような嘘と嘘のような本当」という言葉が印象的でした。以前の紹介の時にも書いたと思うのですが、我々が知らされている情報というのは本当に末端の末端なんだなあと改めて思いました。
しかし考えてみますと、この対談で語られていることは「不特定多数に知られても良いレベル」の情報であってやはり鵜呑みには出来ないのでは、と言う気もします。まあその辺もひっくるめて楽しめる本なのかもしれませんね。
インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
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