名人伝を読んだ

2011.08.17(18:10)
酷暑の中長編はチとキツいので、中島敦の短編「名人伝」を読みました。弓術を追い求める紀昌という人物のお話です。結論から言いますとこの紀昌は弓術を極めることに成功するのですが、どうじに弓に対する執着心を捨てることになります。

ここまでは分かるのですが、読んでいて引っかかるのは弓そのものの損在すら忘れてしまうところですね。求めてやまなかった弓を忘れることが出来るのか、という疑問から名人とは、物事を極めるとはどういうことかを考えさせられます。

また詩で身を立てようとして叶わず虎になった「山月記」の李徴と、弓術を求め奥義を究めた末にほとんど全てを捨て去ることとなった紀昌の対比も面白いと感じました。また折に触れ中島敦の作品を読みたいと思います。

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