葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」をよんだ

2011.09.18(13:58)
読書の秋!といってもやたら暑い日が続きますね。以前ネットですぐ読めるからオススメとされていたこの作品を青空文庫で見つけたので読んでみました。

ほんとに10分もかからずに読めますね。しかし内容はなかなかのモノでした。いわゆるプロレタリア文学の部類でしょうか。主人公の松戸与三は工事現場で働くセメントをいじる労働者です。あるときセメント樽の中から小箱が出てきます。彼はその箱を妻と子どもの待つ粗末な長屋に持ち帰ります。そしてその小箱を開けると中には布きれと手紙が入っているのですが・・・。

短い文章の中にも当時の労働者の貧しさや、やりきれなさが鮮明に表現されています。貧乏の子だくさんの中で、その子どもの喧噪さを忘れてしまうほど手紙を読み入ってしまう与三。読み終わって我に返った与三の言葉がまた重く響きます。

結構マニアックな作品だなと思ったのですが意外と教育現場でも使われているようでちょっと意外でした。こうした短編もなかなか良いものですね。


セメント樽の中の手紙 (角川文庫)



関連記事
スポンサーサイト

この記事の関連グッズはこちら

Ranking

本・雑誌 | トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
<<渡辺竜王がタイトルに王手 | ホームへ | PSVITA発売日決定>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
| ホームへ |
SEO対策:ニュースSEO対策:日記SEO対策:将棋SEO対策:読書SEO対策:食べ物