小島寛之『使える!確率的思考』(ちくま新書)

2012.09.23(19:07)
 私は数学はまるでだめなんですが、問題を解くのではなく思考の方法として利用する、という考えには興味があります。また確率というのはなんとくおもしろいなという印象を持っていてこの本を手に取ってみました。

 本書ではできる限り複雑な数式を使うことなく、いろいろな確率についての話を説明しようとしています。とくに標準偏差とは何か、スパムメールのフィルタ学習などに使われているベイズ推定とは何かなど素人にはわかりづらいと思われる部分も身近なたとえを利用して説明されているので、私ような人間でも理解しやすいですね。

著者は本書の中で「不確実性下の意思決定を考える上で、人生における祈りとか覚悟とかいったものを排除できないように思う」とのべ、そのうえで「正しい選択とは、合理的選択は何か」と問いかけていますが、混乱している現代日本においては切実な問題であることを痛感します。

著者は数学エッセイストとしての一面も持っており、とても読みやすい文章で得るものが多い一冊だと思いました。


使える!確率的思考




関連記事
スポンサーサイト

この記事の関連グッズはこちら

Ranking

本・雑誌 | トラックバック(-) | コメント(0) | [EDIT]
<<大阪王将にいってきた | ホームへ | iPhone5発表>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
| ホームへ |
SEO対策:ニュースSEO対策:日記SEO対策:将棋SEO対策:読書SEO対策:食べ物