映画「この世界の片隅に」を観てきた

2017.01.07(19:34)
前々から見たいと思っていた映画、「この世界の片隅に」を見る機会が得られましたので観てきました。ジワリジワリと評判が広がって全国上映となった珍しい映画ですね。私は11時05分の回を見たのですが座席は7割ほどでしょうか?真ん中のいい席を取れました。

この作品は戦争中のエピソードを扱ったものですが、よくある戦争の悲惨さ、抑圧された女性たちの苦しさといったものだけを表現しているわけではありません。呉に住む、広島から嫁いできた若い女性を淡々と描写しています。しかしそれ故、嬉しいこと、辛いこと切ないこと全部が画面に凝縮され私たちの前に提示されます。すずさんはひょうひょうとして、のらりくらりとしてでもいつの間にか自分の居所を確保している。いや、けっして楽じゃないだろうし辛いことも多いだろうけれどちゃんと居場所を見つけて、作ってそこに根を張っていく。その日常描写がとても柔らかくのんの声も良く合っていました。

しかし我々はある意味神の視点でこの話を見ているわけです。「あの瞬間はかならず来る」ということを知っていつつ観ているのです。「あの瞬間に向かって話が進んでいく」緊張感の高まりはなんとも言えないものがあります。それにしても本作は割とあっさり人の死が描かれていますね。悲しいけれど余り尾を引かない、やはりどこか淡々としています。

最後は身寄りのない子を拾って家族として受け入れる所で終わりますが、まさにこの世界の片隅に居場所を作って終わるのだなあと感じました。市井に生きる人達のたくましさと健気さと、どこか物悲しさとぜんぶ混ざってやってくる、そんな作品は初めてでした。

相変わらず全然まとまっていませんが、これはやっぱり映画館で観ていただきたい作品であります。昨年秋から密度の濃い映画鑑賞が続いていますね。ありがたい限りです。


この世界の片隅に

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