abemaTVで氷菓を見る

2017.09.10(18:52)
さてこの前は「響け!ユーフォニアム」を観たという話をしたのですが、先週の火曜日からabemaTVでは「氷菓」の再放送が始まっています。平日4話ずつ(金曜は2話)だったので前半終了といったところでした。うーん相変わらず京アニ作画全開で美しい。内容も面白いですね。

さて氷菓前半最大の見所といえば第8話「試写会に行こう!」から第11話「愚者のエンドロール」までの自主制作映画回(以下愚者のエンドロール)ですね。このエピソードは氷菓の中でも間違いなく傑作と言えるものでしょう。女帝・入須冬実の登場、そして奉太郎はその入須に見事に操られ、いつもは奉太郎の推理に追いつけなかった部員に鋭い指摘を突きつけられ、トドメに入須に突き放されて見事に鼻をへし折られるという展開です。

この辺はいろんな解釈もあって見事な考察を披露されているブログもたくさんあるので、是非ご覧になっていただきたいところです。私としては入須が本当に冷徹な女帝キャラなだけなのか、という点は少し引っかかりました。入須は自分が女帝と言われていることは知っているでしょうし、同時に「失敗しない」「なんとかしてくれる」という期待を掛けられていることも自覚があるはずです。入須としても心苦しいところがあったのでは、と考えるのはちょっと甘いですかね。まあ最後のシーンで折木姉に見透かされているようなところもありますが。

もう一つオモシロイと思ったのではそれぞれの人物をタロットカードに例えるシーンがあります。入須はそのまま女帝(THE EMPRESS)、摩耶花は審判(THE JUDGMENT)もしくは正義(THE JUSTICE)、奉太郎は星(THE STAR)または力(THE STRENGTH)、里志は魔術師(THE MAGICIAN)、えるは愚者(THE FOOL)と例えられています。

ここでオカルトやタロットの知識があると思わず( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまう部分もあります。奉太郎の「力」は正位置ではなく逆位置での意味「甘え、引っ込み思案、無気力、人任せ、優柔不断、権勢を振るう」かな~とか、イラストが女性によって飼いならされている獅子であるとか、なんか引っかかるところがありますね。そして「女帝」には「繁栄、豊穣、母権、愛情、情熱、豊満、包容力、女性的魅力、家庭の形成」といった意味があり入須の人となりを考えさせられるところです。

最後のチャットシーンで折木姉に指摘されたことが本当に事実かどうかは結局わかりませんし、脚本をかいた本郷の望んだ結末にしたとしてもそれが映画としてどうだったか(少なくとも入須的にはダメ)という部分もあり様々な角度で考察の余地を残しています。これは作者の力量とアニメ化した京アニの力量が見事に調和した傑作エピソードであるといえるでしょう。

なお今週から2話ずつ放送となり落ち着いたペースで楽しめますね。先日突入した学園祭エピソード「クドリャフカの順番」もかなりいいエピソードなので楽しみです。

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